一般財団法人 東京都高等学校野球連盟について

東京の高校野球・連盟の発展に向けて

昭和21年、戦災のため焼野原と化し、野球道具などなかった中、全国中等学校野球大会が復活し、その東京予選に52校の中学校が参加した。「プレーボール!」という声が、空襲のない平和な空に響きわたった。この年、東京都中等学校体育連盟から独立し、東京都中等学校野球連盟が結成された。昭和23年には学制改革が行われたため、中等野球は高校野球に変わり、昭和24年には東京都高等学校野球連盟が発足した。そして平成24年4月、東京都高等学校野球連盟は一般財団法人となった。 この間にはすばらしい歴史が刻まれてきた。夏の全国高等学校野球選手権大会では、桜美林高校・帝京高校(2度)・日大三高(2度)・早稲田実業が優勝した。(戦前に慶応普通部が優勝している)春の選抜野球大会では、早稲田実業・日大三高・日大桜丘高校・岩倉高校・帝京高校が優勝した。また、明治神宮野球大会(9回優勝)・国民体育大会(7回優勝)・春季関東地区高等学校野球大会においても東京代表はすばらしい成績を収めてきた。 かくして東京都高等学校野球連盟は、曲折はあったものの、時代に即応し順調な発展をとげてきた。特に加盟校数は大きく増加し、270を越している。そのため、昭和49年、井上悠助会長・島岡吉郎副会長の尽力の結果、夏の大会への東京都2代表が実現し、現在に至っている。また、大会運営の困難の克服(夏の大会では13球場を使用)・東京のレベルアップのための春季大会への全校出場(平成17年実施)・秋季本大会への出場校の増加(平成28年より64校に)・国際試合の実施(海外遠征7回・親善試合)などは、連盟の充実をあらわしている。 東京都高等学校野球連盟は、この度一般財団法人として設立され、大きな節目を迎えた。多くの先人の方々の若者への愛情・情熱によって、連盟は支えられてきた。ここに先輩・諸氏に対し、心から敬意を表す次第である。そして、さらなる東京の高校野球の発展に向けて、高校球児のための連盟として、さらなる努力を積み重ねていく所存である。


平成28年4月 一般財団法人 東京都高等学校野球連盟