一般財団法人 東京都高等学校野球連盟

夏だ!甲子園
硬式野球部 部長 松山國雄
野球部創立60周年という節目の年に、夏の甲子園という悲願を達成することができ、最高の夏になった。
高校球児の夢の球殿甲子園。そして、強豪天理高との初戦対決に、心の底からワクワクした。機動力を生かした試合運びと堂々とした戦い振りで、野球の醍醐味を全国の高校野球ファンに充分に味わってもらえたと確信している。初戦を延長戦で勝利。二回戦、青森山田高との対戦は両投手が無四球という試合運びだった。3対0で敗れはしたが、この甲子園での経験は選手一人一人の胸に有形、無形の財産となり、深く焼きついていることだろう。
春の甲子園出場を七回も経験しながら、夏の東東京大会決勝で五回もの敗退を味わい、ようやくかなった夏の初出場。精一杯戦い、悔いのない試合ができた。
私たちには生涯に残る熱い思い出となった。
戦い終えて
硬式野球部 監督 永田昌弘
硬式野球部創立60周年目を迎えた今年、悲願であった夏の大会に優勝することができ感無量です。私自身23年目にしての優勝は半ば諦めかけていただけに「長かった」の一言です。第87回全国高等学校野球選手権大会へ出場してみて、センバツと選手権の違いを比較すると観客数・活気・熱気等、すべてにスケールが大きく春との違いを痛感させられました。初戦の天理高校の試合は、下馬評を覆し勝利!中盤までは「甲子園では力が出せないのかな?」と思いながら淡々と進みましたが、9回にチャンスを掴み同点、延長10回には勝利の女神が微笑んでくれました。二回戦の青森山田高校には、柳田投手に力で抑え込まれ敗れはしましたが、最後まで笑顔を絶やさず、諦めない野球を貫いた選手達は、とても立派でした。硬式野球部の歴史に新たな1ページを刻んでくれた選手達に心から感謝です。
1回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
国士舘 0 0 0 0 0 1 0 0 2 4 7
天理 0 2 0 0 0 1 0 0 0 0 3
【投手】 山形
【捕手】 桐生
【二塁打】 藤嶋
2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
国士舘 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
青森山田 0 1 0 0 0 0 1 1 × 3
【投手】 山形
【捕手】 桐生
【二塁打】 高橋智之

■写真提供:国士舘高等学校