二松學舍大学附属高等学校 校長 本城 学
第100回全国高等学校野球選手権記念大会の出場に際しまして、二松學舍の関係者のみならず、関係各方面のたくさんの皆さまからの心のこもった熱いご声援とご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。
東東京大会では、おかげさまで2年連続優勝という栄冠を勝ち取ることができました。今チームも昨年のチーム同様、傑出した選手がいない分、全員が心と力を合わせることで勝ち抜く決意をもって大会に臨みました。大会は苦戦の連続でした。ほとんどの試合が、先制点を許したりリードされたりする中で、耐えて耐えて逆転をしていく展開でした。数々の有力校と対戦をさせていただき、そのたびに選手たちは自分を知りそして自信を得て強くなっていったように思います。また、各方面からいただいた応援も選手たちに大きな力を与えてくれました。
甲子園大会では、初戦の2回戦で昨年の準優勝校である強豪・広陵高校(広島県代表)と対戦し、都大会同様に、同点で推移する苦しい展開を耐え抜き終盤決勝点をあげて勝利を収めることができました。3回戦の浦和学院高校(南埼玉県代表)戦は、本校選手も善戦したものの投打にわたって力及ばず敗れました。試合に勝敗はつきものですが、どの試合でも東東京代表として素晴らしい敢闘を見せてくれたことは、二松野球部の矜持を示し選手たちの今後の人生の大きな糧となったことでしょう。また、スタンドからはたくさんの生徒とともに、保護者・OBなどたくさんの「二松學舍」を構成する方々が声をからした応援を送り、グランドとスタンドが一体化した得難い体験をすることができました。甲子園に流れる勝利のわが校歌を、震えるような感動を持ってともに歌わせていただきました。本当にありがとうございました。
野球部には引き続き文武両道の道を求め、切磋琢磨してさらなる飛躍を願っています。
記念すべき今大会において、本校はこのような貴重な経験をさせていただきました。東京都高等学校野球連盟の皆さまを始め関係各位に対しまして、心より厚くお礼申し上げますとともに、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。