國學院大學久我山高等学校 校長 國清 英明
今年の西東京大会が始まろうとしていた時、本校の監督から次のような話を聞きました。様々なデータを整理されているある学校の監督さんが、「冷夏の久我山は、侮れない」と仰ってましたと。そのデータ通りと云う訳ではないのでしょうが、実に28年振りに夏の甲子園の土を踏むことが出来ました。西東京大会から甲子園球場での第2回戦まで、多くの方々からご指導、ご声援を頂いたこと、誠にありがたく感謝申し上げます。
振り返りますと、西東京大会の初戦は、2- 0と厳しいスタートでした。しかし、過去2回の夏の甲子園に出場した時と重なるように、厳しい戦いに勝つたびにチーム力が向上していった実感があります。このあたりが、野球に限らず高校スポーツ(成長過程の生徒の伸びる可能性)の醍醐味なのでしょう。その勢いが、甲子園での初の初戦突破に繋がったのであろうと思います。
また、選手諸君のプレー以外に、西東京大会から甲子園での戦いを通して感銘を受けたのは、在校生のみならず多くのOBOG及びその保護者の皆様の熱い応援です。今回の夏の甲子園出場は、野球部にとって念願の1勝を挙げただけにととまらず、久我山を愛する方々の絆を強めるためのまたとない機会となりました。野球部諸君からの、卒業生も含めた学園全体に対する贈り物であったと思います。
今後ともご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。