二松学舎大学附属高等学校 校長 本城 学
第103回全国高等学校野球選手権大会の出場に際しまして、関係各方面のたくさんの皆さまから心のこもった熱いご声援とご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。また、東京都高等学校野球連盟ならびに日本高等学校野球連盟の皆様には、コロナ禍において丁寧な感染予防対策をとって大会を開催していただき、球児の夢を実現していただいたことを深く感謝申し上げます。
東東京大会では、おかげさまで3年ぶり4度目の優勝という栄冠を勝ち取ることができました。今チームは、投攻守がバランスよくまとまったチームでした。そして、監督の指導通り、一戦必勝、常に挑戦者の姿勢で大会に臨みました。大会6試合は、結果的にコールドゲームになった試合も含め苦戦の連続でした。多くの試合が、耐えて耐えてそして勝っていく展開でした。打倒二松に燃える強いチーム、そして数々の有力校と対戦をさせていただき、そのたびに選手たちは自分を知りそして自信を得て強くなっていったように思います。また、各方面からいただいた応援も選手たちに大きな力を与えてくれました。
甲子園大会では、初戦の2回戦で西日本短大付属高校(福岡県代表)と対戦し、都大会同様に、接戦を耐えぬき勝利を収めることができました。3回戦の京都国際高校(京都府代表)戦は、3点のビハインドで迎えた9回裏に、起死回生の同点本塁打で延長戦に持ち込む粘りを見せられました。残念ながら、試合は延長10回で敗れましたが、どの試合でも東東京代表として胸を張ることのできる敢闘を見せることができました。このことは、二松野球部の矜持を示し、選手たちの今後の人生の大きな糧となったことと思います。また、コロナ禍と雨天順延の連続のため応援も大きな苦労と制約を受けましたが、いろいろな形で生徒、保護者、OB、関係者の皆さんなどたくさんの方々からご声援をいただき、選手は力を発揮することができました。本当にありがとうございました。
野球部には引き続き文武両道の道を求め、切磋琢磨してさらなる飛躍を願っています。
大会において、本校は大きくて貴重な経験をさせていただきました。東京都高等学校野球連盟の皆さまを始め関係各位に対しまして、心より厚くお礼申し上げますとともに、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。