二松学舎大学附属高等学校 校長 鵜飼 敦之
第104回全国高等学校野球選手権大会の出場に際しまして、多くの皆様から熱いご声援ご支援を賜り、心から御礼申し上げます。
この度、二松学舎大学附属高等学校は、2年連続そして選抜大会と3季続けての甲子園出場となりました。チームとしては選抜大会での敗戦の悔しさを晴らそうと臨んだ大会で、主将を中心によくまとまり、走攻守においてバランスのとれたプレイを見せてくれました。
初戦の1回戦は、南北海道代表の札幌大谷高校と対戦し、劇的なサヨナラ勝ちを収めることができました。2回戦は、地元兵庫県代表の社高校と対戦し、後半、相手の追撃を逃げきり、勝利できました。これまでの甲子園大会では、1勝はあげられるものの、もう一つ勝利を積み重ねられずにいた本校にとって2勝できたことは歴史を塗り替えることになりました。ベスト8をかけた3回戦は、春夏連覇を目指す大阪府代表の大阪桐蔭高校との対戦でした。序盤から安打で出塁するも得点に結びつかず、前半に4点差とリードされる展開となりました。後半は相手打線をしっかりと抑え、互角の試合を進めることができ、最終回は、連打により得点の好機をつくり、二松学舎の粘りと意地を見せてくれました。応援する私たちも最後まで諦めずに挑み続ける大切さを教えてもらいました。残念ながら勝利することはできませんでしたが、大観衆の中でプレイできた経験は、選手たちの大きな自信につながったことと思います。今後、新たなステージで更に高い目標を掲げ、精進してくれることを期待したいと思います。
結びに、このような素晴らしい機会を与えて下さった東京都高等学校野球連盟の皆様をはじめ、温かいご声援ご支援を賜りました関係者の皆様に心から厚く御礼申し上げますとともに、今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。