責任教師 佐々木 慎一
第81回選抜高等学校野球大会では、甲子園という舞台で全国の強いチームと戦うことで、貴重な体験を積むことが出来ました。メンバーの多くが下級生なので未知数な要素が多く、始まるまで不安でしたが、アルプス席で応援を下さった人をはじめとして多くの方から力を戴き、甲子園では自分達の力が発揮できたのではないかと思います。おかげさまで甲子園という場所が選手を“育ててくれる舞台”になりました。その意味でも、暖かい応援を下さった皆様に心より感謝いたします。
まだまだ力不足で、東京代表として相応しい戦いが出来ませんでした。自分たちの至らない点が、具体的に見えてきましたので、これからも愚直に練習していきたいと思います。
甲子園という舞台で戦ってみて、改めて東京のレベルの高さを感じました。これからも、東京のチームとともに全国優勝を目指して切磋琢磨して参りたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。
監督 和泉 実
あきらめていた選抜大会に、出場決定の吉報が舞い込んで以来、この与えられたチャンスをチームの成長した姿を見せることが、選んでいただいた感謝の証だと、決意をもって挑みました。初戦は、
私の思いを表現するには余りある相手、前年・神宮大会準優勝の近畿チャンピオン天理高校。この試
合に勝つことが、チームの急成長をうながすと信じて、多くの期待と少しの不安を待って戦いました。
この一戦を全員野球で、早実史上初めて選抜大会サヨナラ勝ちという最高の形でスタートを切ること
がました。その勢いで準々決勝まで駒を進めましたが、ベスト4の壁は厚く、多くの課題も残しました。
私か出来ない生徒達への“経験”という贈り物をくれた関係各位の皆様と、それを最大限演出し
てくれた甲子園球場に感謝し、夏への再出発を誓って球場をあとにしました。“感謝・ありがとう”こ
のような気持ちを強く感じる大会でした。