監督 高良武士
この度の選抜高校野球大会は、東日本大震災の影響で開催が危ぶまれ、さまざまな自粛や規制の中、「がんばろう!日本」を大会スローガンに掲げ、球児の真剣でひたむきなプレーで被災地に元気と勇気を与えられるようにと、最後まで諦めない全力プレーを誓い試合に臨みました。
序盤、大舞台での緊張からか制球定まらないエース川口が大量失点しましたが、3回以降、本来の投球に戻り、徐々に久我山のペースになりました。最大6点差も、8回2死2・3塁から主将の泉宮が右前に運んで、同点にする粘りを見せますが、9回裏痛恨の暴投で念願の甲子園初勝利を逃し、20年振りの聖地はまたも勝負の厳しさを教えてくれました。しかし久我山高校の持ち味である粘り強い野球をすることができました。
試合終了後、スタンドから大きな拍手をいただき、選手にとっては、悔しさと同時に本当に貴重な経験をし、改めて多くの方々に支えられて、野球ができていることを実感したとことと思います。
今後は、この経験を糧とし、またこの聖地に戻り今度こそ勝利を勝ち取れるよう、高い目標・意識をもって日々練習に取り組んで参ります。
最後に今大会出場に際しまして、多大なるご尽力を賜ったこと、多くの方々よりご声援いただきましたことを、深く心から感謝し御礼申し上げます。ありがとうございました。