一般財団法人 東京都高等学校野球連盟

責任教師  佐々木 慎一

 18年ぶりの選抜大会出場ということで注目されましたが、選手は比較的落ち着いてプレーすることができました。未熟なためミスも目立ちましたが、自分たちのできる限りのプレーはできたと思います。
 甲子園は選手を育ててくれる素晴しい舞台でした。関西高との2日間にわたる戦いから、選手達は自分たちの持つ潜在能力と無限の可能性を実感したと思います。残念ながら力及ばず横浜高に敗れましたが、この敗戦から学ぶ点も多く、具体的な課題も見つかりました。
 甲子園では、アルプス席の応援をはじめとして多くの人達から力を与えてもらいました。心より感謝しております。ありがとうございました。また、早実が誇る応援委員会・吹奏楽を中心とする応援がその力を発揮して応援優秀賞を受賞することができました。ともに戦ってきた仲間が全国の舞台で評価され嬉しく思います。
応援団だけでなく早実を応援してくれる皆様の熱い思いを感じつつ、今後も、東京のチームと切磋琢磨し、より完成されたチーム作りを目指していきたいと思います。
監督  和泉 実

 前日からの雨で、ぬかるんだ甲子園球場の開会式で「WASEDA」のユニホームが行進する姿を見ながら、これから始まる東京都代表としての戦いに決意を新たにしました。アルプス席に溢れんばかりに集まってくださった早実の応援の方々に後押しされ初戦を勝つことができました。24年ぶりに聞く春の校歌は紺碧の空に響き渡る清々しいものでした。続く二回戦も再試合を含む24イニングの激闘に生徒一人一人が集中力を切らさず戦い、総力戦に決着をつけ24年ぶりに準々決勝に駒を進めることができました。準々決勝では、疲れからイメージ通りのゲーム展開にはなりませんでしたが、最後まで諦めることなく戦いました。自信・成長・課題・反省、たくさんの夏へのお土産をもらい甲子園をあとにしました。
 このような素晴しい空間を与えてくれた皆様に感謝をこめてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
1回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
早稲田実 3 2 0 1 0 0 0 1 0 7
北海道栄 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
【バッテリー】 斎藤-白川
【三塁打】 桧垣
2回戦 1 2 3 4 5 6 7 8 9
早稲田実 0 0 0 0 2 1 3 0 1
関西 0 0 1 0 1 0 2 0 3
10 11 12 13 14 15
0 0 0 0 0 0 7
0 0 0 0 0 0 7
 延長15回規定により引き分け再試合
【バッテリー】 斎藤-白川
【三塁打】 船橋
【本塁打】 小柳
【二塁打】 後藤・船橋
2回戦(再) 1 2 3 4 5 6 7 8 9
早稲田実 0 0 1 0 1 0 0 0 2 4
関西 0 0 0 0 0 0 1 2 0 3
【バッテリー】 塚田・斎藤-白川
【本塁打】 斎藤
準々決勝 1 2 3 4 5 6 7 8 9
早稲田実 0 0 0 0 0 0 3 0 0 3
横浜 2 0 4 0 7 0 0 0 × 13
【バッテリー】 斎藤・関本・塚田-白川・古山
【二塁打】 斎藤
■写真提供:早稲田大系早稲田実業学校